(式典の日)
(いつもはノータイの爆豪も、流石にネクタイを持っている)
あー分かんねぇわー。
普段ネクタイとかしねぇから結び方分かんねぇわーーーーー。
(ネクタイを手に持ったまま、真っ直ぐあなたを見ている…)
(ものすごく棒読みだ)
(仕方ないなぁ、やってあげよう)
あ?テメェできんのか?
む、結ばせてやってもいいぜ。
(何故か上から目線だが、あなたが結びやすいように屈んで大人しくしてくれた)
(襟を立てて首の後ろにネクタイを通す)
(大剣と小剣を交差させて後ろから潜らせ、一回転させてからまた元の位置に大剣を入れる)
(お互いの呼吸が分かる程の距離)
(少し高い位置から
真っ直ぐ刺さる視線に耐えられず、爆豪の目を見ることはできなかった)
(再び大剣を結び目を包むように回し、後ろから隙間に通せば…)
(はい、これでいいよ)
……ふーん
悪くねぇな。
次からはテメェがやれよ。
(爆豪のネクタイ係に任命された)
上「嘘つけ!!
体育祭の後めちゃくちゃ綺麗に結んでたじゃねぇか!!!」