(やっと落ち着き、あなたも着替えてソファで寛いでいると、エイジロウが寄ってきた)



みゃ〜…


エ「なにしてんだ〜?

あ…あいつのせいだな、ごめんな…こんな綺麗な手なのに…

俺が代わりに謝るぜ…」



(足を登って膝の上まで来た)
(読んでいた雑誌を退かし撫でてやると、あなたの手の甲についたミミズ腫れを舐め始めた)
(カツキを洗った際についた傷だ)


(ザラザラとした感触が少しだけ痛い)
(慰めてくれているのだろうか)



エ「ん?撫でてくれるのか?

おめーの手あったかくて安心するな!

もっと撫でてくれ!」


(舐められている方とは反対の手でゆっくりと背中を撫でてやると、頭を手のひらに押し付けてきた)




………………。

カ「ンだよ、人間なんかになつきやがって…」

(そんなあなたとエイジロウを、カツキがタオルの上で丸まりながら見ている)
②戯れる