「どうした!?おい、おめー!しっかりしろ!」

(ザリッザリッ)


ん゙…ぅ、

痛ぇ…顔舐めんな……!


「あっ良かった、気がついたか?

おめーどうしたんだ?木の下で倒れてたけど…」


ッうるせぇ…黙れ。

ゲホッ…人間にッ蹴っ飛ばされた…あいつらがぁッ俺に嫌なこと、したから…はぁ…やめろって…言った、だけッなのに…!


「そうだったのか…酷いことする奴がいるんだな…

おめーひとりなのか?動くの辛そうだし、夜寒いし、一緒にいてもいいか?」


チッ…俺の知ったことかよ!

勝手にしろや…はぁ…


切「辛そうだな、とりあえず風のあたらない所に行くぞ…

んぐぐ…おめー重ッ」



(ああ、そういやそんなこともあったな…

あの夜から…もう人間なんかぜってぇ信じねぇって決めたのに)



(決めた、のに)











ーーーー(カツキ!)
②カツキの記憶1