名前:世名

迷い込み24度目の夜

また来るね



(いつも通りこちらの世界へ来て世名の家へ向かっていると)


「おねー、さんっ!」

「可愛いね、良かったら美味しいお茶とスイーツでもご一緒してもらえませんかっ?」



(後ろから声をかけられた)

(……困った、なんだか最近多いなぁと戸惑ったがふとその声に聞き覚えがあることに気がつく)


(──美森だ)


(姿を見ていなくても浮かぶあのおちゃめな笑顔に思わず顔がほころぶ)


(よろこんで、と返事をしようと振り返って、そこにいた人物の姿を見て私は目を見開いた)



ナンパされる