名前:世名

迷い込み24度目の夜

また来るね




ほんとにっ!?

〈ぱああ、と美森の表情が明るくなり両手で包むように手を握られた〉

わあ、超めでたい日じゃんっ!
おめでとぉ〜!!
あんたちゃん、産まれてきてくれてありがとう!


あんたちゃんの世界でもお祝いはすると思うけど、僕らもしたい!
ね、お兄!あんたちゃんの好きな物作ってよ!





.....は?もっと早く言えよ


.................



おい


何食いたいか早く教えろ

 
〈宝墨はそう言ったあと、美森を一瞥して声を掛けた〉

.....作ってる間、そいつとあの店でなんか買ってこい






ふふっ、りょーかーい!

あんたちゃん、僕とケーキ買いに行こっ?
近くのあの店のね、すっごく美味しいんだよ〜!!


















あんたちゃん、お誕生日おめでとう
今年もあんたちゃんにとって素敵な年になりますよーにっ!

ほら、お兄も!





.............


(無言でグラスを差し出された)





.....あはっ!もーほんとに素直じゃないんだから


ではではっ!

あんたちゃんのお誕生日にカンパーイ!!




〈◆❖◇Happybirthday!! -美森と宝墨より◆❖◇〉


たかみもよりあなたへ!