ほんとにっ!?
〈ぱああ、と美森の表情が明るくなり両手で包むように手を握られた〉
わあ、超めでたい日じゃんっ!
おめでとぉ〜!!
あんたちゃん、産まれてきてくれてありがとう!
あんたちゃんの世界でもお祝いはすると思うけど、僕らもしたい!
ね、お兄!あんたちゃんの好きな物作ってよ!

.....は?もっと早く言えよ
.................
おい
何食いたいか早く教えろ
〈宝墨はそう言ったあと、美森を一瞥して声を掛けた〉
.....作ってる間、そいつとあの店でなんか買ってこい

ふふっ、りょーかーい!
あんたちゃん、僕とケーキ買いに行こっ?
近くのあの店のね、すっごく美味しいんだよ〜!!


あんたちゃん、お誕生日おめでとう
今年もあんたちゃんにとって素敵な年になりますよーにっ!
ほら、お兄も!

.............
(無言でグラスを差し出された)

.....あはっ!もーほんとに素直じゃないんだから
ではではっ!
あんたちゃんのお誕生日にカンパーイ!!
〈◆❖◇Happybirthday!! -美森と宝墨より◆❖◇〉