名前:世名

迷い込み24度目の夜

また来るね



………………


〈宝墨がいつも居るこのレンガ造りの廃墟は、屋根が朽ちて吹き抜けのようになっているから、星空がよく見える〉


〈なのでつい時折、上を見上げて星空に見入ってしまう〉


〈返事はないものの、あなたの横顔につられるように、宝墨も軽く上を見上げた〉

★ここから見える星空、すっごく綺麗だね