・・・君にはいつも助かってるよ。

愛してる。



・・・・まあ全部嘘なんだけど。





ん?何にも言ってないよ?


















はあ、やっとあの工場から逃げられたと思ったら。


次はめんどくさい客の相手か。


・・・・まあ、金がもらえるならなんでもいいか。



同僚ホスト:『おい!お前、接客態度悪い癖になんで売れんだよ~くそ!』



・・・。俺なりの最高級のおもてなしをしてるつもりなんだけど?



『なわけあるか!全部顔に出てんぞ。嘘の言葉言ってるのバレバレ。』



普通そうだろ。なんで好きでもない相手に心からの愛の言葉を囁かなきゃいけないんだ。
俺、そういうの一番苦手なんだよ。


『じゃあホストやめろよ。いなくなってくれたほうが助かるし。』


俺には金が必要なんだ。客が必要としてる限り、やめない。



『あっそ。じゃあもう戻るわ。お前もそろそろ来いよ~』


・・・・はあ。
恋愛って本当くだらないな。

なんで人間は皆、自分以外の他人にそんなに関心を持てるんだ?

俺には一生無理だな。





名前:真人

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話した言葉:Male revue club