生活費がなくなってしまった。

今や飲める水もない。


この世界では俺には人権はない。

保証される資格がない。

だって俺は、無戸籍だから。


耳が腐るほど言われてきた、


「お前は存在しない人間だ」








勝手に言ってろ。






もう死期は近い







腐れきった生ゴミのような世界でくたばるよりは、
純粋で澄んだ空気の、
静かな海で一生を終えたい。







今すぐ抜け出そう。

おれにのこされている時間は少ない



名前:真人

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話した言葉:虚無