(自宅から近いスーパーに買い物していると、突然雨が降ってきた)

(傘はもっておらず、どうしたものかと思っていると、真人から電話が掛かってきた)


あ、君、傘忘れてるよね?

もしかしたらと思って。

迎えに行くから、そこで待ってて。



(数分後、真人が傘を持ってやってきた)



お待たせ。遅くなってごめんね。荷物持つよ。



(傘は真人の分だけだ。)



俺の横、入って。...もしかして、嫌だった?



(相合傘がしたいようだ。お望み通り横にはいる。周りの女性から、羨ましげな視線を向けられた。)


(傘は8割こちらに寄せられ、真人の肩口はびしょびしょに濡れている)

(それでも、近くにいられるのが嬉しいのか、こちらを微笑んでみている)



俺にとって、こうやって君と一緒にいられる時間が、何より幸せなんだ。


....つくづく俺も、馬鹿になったなって思うよ。


前の俺なら、傘は2つだった。





...ああ、もうついちゃった。


お風呂入ってくるね。

戻ってきたら、またくっついて一緒に過ごそう。


自分のことも大事にしてね

名前:真人

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話した言葉:相合い傘