...喜んで。

君から言い出してくれるとは、夢にも思わなかったけれど...

君からのお願いなんだ、一生かけて叶えてあげるよ。

取り消しはできないけど、いいよね。







(真人は在宅ワークをはじめた。)

(朝昼晩真人つき。寝ているときに少しでも身じろぎをすると真人は目覚め、逃がさぬようにと手錠をした)

(外出は禁止。インターネット、SNSも真人の監視下でしか使えない)



なに、不満そうだね?


君が望んだんでしょう?

取り消しはできない、って言ったはずだけど。


(後ろから強く抱き締められる)


本当は、俺の望みでもあったんだ。

誰のものでもない、俺のものだって実感できる、そういう機会がほしかった。

ねえ、俺と君だけの、二人きりの世界は嫌?

...どうか受け入れて。

君の一番は俺でありたいんだ。

俺をみて。愛してる。


お願い、一人に、しないで...



(静まり返った部屋のなかで、真人のか細い声が頭のなかでこだまする)


名前:真人

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話した言葉:監禁して