(居留守を使って、数時間。)

(真人はずっと扉の前から動かない。)

(外へは玄関から出るしかない。それを知っているため、お互い、我慢比べだ)


ねぇ、明日、仕事でしょ?



俺、君が受け入れてくれるまでここから動かないよ?


開けた瞬間、1日はずっとくっついて、君を絶対離さない。


下手したら、俺の気分次第でそれが数日は続くかもね?



仕事も行かせない。



俺は本気だよ?



いいの?



俺はそれでもいいけど。





(結局開けた。)


(無表情の真人と目が合う、その瞬間、強引に抱え上げられ寝室へ移動、ベッドに雑に押し倒された。)


(息が苦しくなるほど強く抱き締められる。)


(ふーっと耳に息が吹き掛けられるやいなや、ねっとりと耳を舐められる。すごくくすぐったい。)


(それが数十分は続いただろうか、頭がぼーっとしてきた時、耳元から口が離れ、次は優しくキスをされた。)


(優しいキスは徐々に深くとろけるようなディープキスに変わる。息が苦しくなるも、止めてくれず、真人のペースですすめられる)


(合間に何度謝っても、背中を叩いても、何も話さず黙々とキスを続けられる。)


(数時間たった。酸欠になり意識が飛びそうになる瞬間、キスは止んだ。)


(耳元に口が近づき囁かれる)

言ったでしょ、1日は離さないって。

そんなに怯えないで。最後は気持ちよくしてあげるから、安心して。


まだお仕置きは始まったばかりだよ?


しっかりしてね。



(絶望した。だが、終わるまでこの状況を受け入れる他ないようだ。)



名前:真人

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話した言葉:居留守