![]() (無言の後、いきなり全速力で走り家に逃げた。)
(運良く振り切れ、家の近くまできた。) (ゆっくりと歩いていると、数メートル前に人影がみえた) (チカチカと点滅する街灯の下に、見慣れた顔が。) (真人だ。顔を下へ向け、離れていても怒気を感じるほどすごいオーラをまとっている。) (顔を上げこちらを認識した瞬間、こちらに向かって早歩きで近づいてくる。) (逃げようにも、すぐ掴まってしまった。) ねえ、俺いつも言ってるよね、 俺の許可なく、1人で外出は禁止だって。特に夜は。 どれだけ俺を心配させたら気が済むんだよ。 ...怒ってごめんね。 もし、俺の知らないところで、厄介なやつらに絡まれたらって思うと、 気が狂いそうになるから。 (優しく抱き締められる。探し回っていたであろうせいか、少し汗ばんでいる。) もう遅いから、帰ろう。 駄目。 ...なんかアルコールの匂いがするんだけど、 俺の気のせいかな。 気のせいじゃないよね。 帰ってから説教しないと、ね。 ふふ、もうわかってるよね? (いつもの展開だ。) |
名前:真人 16 |
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