……抜くぞ。

(そう言って少しずつ引き抜いていく。
抜かれる感覚もまだ慣れないけど…これから回数を重ねていくうちに何とも感じなくなるのだろうか。

中から全部引き抜くと先輩はゴムを外す。
白濁が底に溜まったソレを縛り、ティッシュに包んで捨てる。

一呼吸置いて、寝転がっている私に視線を向けた。)

体、大丈夫か?

(頭を撫でながら気遣ってくれるのが嬉しくて、ついはにかんでしまう。
「平気です。痛かったけど、でも血は出てないっぽい…?」と言ったら「初めてでも出ない女はいるみたいだぞ。挿れるときに充分濡れていたから出血しなかったんだろ」と返された。なるほど、と納得する。)

そろそろシャワー浴びるか。

(情事後の気怠い体を起こし、ベッドから立ち上がった先輩の腕を掴んだ。
「一緒にお風呂入りたいです」という私の言葉に嫌な顔ひとつせず「じゃあお湯溜めなきゃな」と言ってくれた。

優しい。
アソコがズキズキ痛くてしんどいけど幸せ。)







動かなくていいから横になってろ。
今日は全部、俺がやってやる。

(唇や頬、額に瞼。顔中の至るところにキスの雨を降らされる。そして最後にディープキス。

口づけを交わしながら見つめ合った。
穏やかで、温かい瞳。

その目を見ていたら胸にじんわりとした熱が広がっていく。
心地良い熱の温もりに、私はそっと目を閉じた。)
(お、終わった……のかな?)