中弄る前に、まずはこっちだな。

(そう言ってある部分に触れられた瞬間、体が跳ねる。そりゃもう大げさなまでに。
愛液でヌルヌルのクリは物凄く敏感になってるみたいで、ほんの少し触られただけで腰が震える。

「悪い、痛かったか?」と声をかけられたが、そうじゃない。呼吸が荒くなり目まで潤む。
私の反応を見て何かを納得した先輩は、それ以上言葉を発することはせずに行為を再開した。

優しく甘い刺激に、じゅわりと蜜が溢れ出る。
指の腹でなぞるような動きが気持ちいい。
脳まで蕩けて視界がぼんやりしてきた。

先輩はクリへの愛撫を続けながらキスしてくれる。
上も下も熱くて溶けそうだ。目尻に涙が浮かぶ。

自分の口から恥ずかしい声がひっきりなしに漏れるけど、もうそんなことは気にならなくなった。ていうか気にする余裕が無い。
今はただ与えられる快感を大人しく受け止めるしか出来ない。

そして限界が近づいてくる。
決して激しい刺激ではない。まろやかな心地良さに身を委ねる。
愛液が潤滑油代わりになり、硬くなったソレをしつこいくらいに擦られる。

あ、もうダメ。そう思った瞬間に絶頂を迎えた。

頭がふわふわする。
誰かにイかせられるのってこんなに気持ちいいんだ……。)


(……その優しさが今は辛いです)