(寝室のドアを開けて中に入ると暗闇の中で布団がこんもりしていた。やっぱりここにいたんだ。
頭まで毛布を被ってて顔が見えないから寝てるのか起きてるのか分からないな…。
先輩、寝ちゃったんですか?と小さな声で話しかけたら少しだけ間を置いて「……寝てる」と返ってきた。

いや、起きてるじゃん。)


電話終わりましたよ。さっきは怒鳴ってすみませんでした。
寝室へ向かう。