分からない。俺もたった今起きたところだ。
二人でいつの間にかこの部屋で寝ていたらしい。

おかしいんだよな…俺たち、見回りの途中だっただろ?こんなおかしな場所に来た覚えはない。

不自然なほど真っ白い部屋。
窓どころかドアさえない異様な一室。
パッと見て確認出来るものは今、俺たちが座っているこのベッドとテーブルだけ……



ん?なんだこれ。

(先輩は真っ白なミニテーブルの上にある1枚の紙に手を伸ばした。)

…。

(ただの白紙ということはあるまい。先輩の表情が固まっていくのが分かった。
何か書かれていました?と尋ねると、それを裏返して私に見せてきた。)


んーと何々、セック……は?
大丈夫です、ちょっとぼーっとするだけで……あれ?ここは?