ん…、もっと…。

(私の頭をがっしり固定して貪るようなキスを繰り返す先輩。
何度も角度を変え、舌を吸い、口内の水分をすべて持っていく勢いで唇を重ねてくる。
ぢゅる、と音を立てながら熱い舌を絡ませられると、むせ返るほど濃いアルコールの香りと味を感じた。)

もっと……水…。

(どうやらこの人は私が思っていたよりもずっと酔ってるらしい。
キスをしながら徐々に体を倒され、体重をかけるように押さえ付けられる。

先輩は気持ち良さそうにしているけど、こっちは重いし苦しいし酒臭いしでもう何が何だか分からない。
頭がぼーっとする。酸欠になってきた。

あ…なんか意識が遠くなっ…、)


んんっ…!?