(ちゃんと約束して下さいと言おうとしたら急に唇を塞がれて言葉の代わりに喘ぎ声が漏れる。
絡ませられた舌が熱い。私が逃げようとしたのが分かったのか、手で頭を押さえつけて、より深い口づけをされた。

何度も角度を変え、まとわり付くようなしつこいキスに息が上がってきた頃…ようやく唇を離される。銀色の細い糸がぷつりと切れ、今度は耳元に顔を寄せられた。)







……抱きたい。

(嫌か?と言い、潤んだ瞳を向けてくる。
拒まれるのを恐れている…そんな不安そうな表情の先輩を見ていたら「嫌だ」なんて言えるはずもない。)
もう!「たぶん」じゃダメですよ!