今布団敷いてやるから、ちゃんとそこで寝ろ。
床で寝たら体調悪くなるぞ。

(そう言ってアキは立ち上がる。居間から自分の寝室に移動し、押し入れを開けて来客用布団を出そうとした瞬間…。)

……あ?

な、なにっ…なんだ!?

(自分の寝巻きのズボンがぐっしょり濡れていることに気づいた。
ちょうど…というか、最悪なことに濡れているのは股間部分だった。灰色のスウェットが股のところだけ黒に変わっている。
アキはふらりとよろめいたが、壁に手をついて何とか腰を抜かさずに済んだ。)







な、なんだこりゃあ…

まさか俺、やっちまったのか…!?

やったとしたらどっち…最近抜いてねえからそっちのほうか…?
クソッ!何もこのタイミングで来なくてもいいだろ…!
むにゃ…ううん…しぇんぱい…?