(その眺めは絶景だった。
前から喘がせるとカップから大きくはみ出た乳房が律動に合わせて上下し、後ろから喘がせると下着を着けながらも秘部に性器が挿入されている光景が見える。

もう3回も吐精しているのに全然欲が収まらない。
今は座位の体勢で彼女を揺さぶっていた。
着衣プレイ……になるのだろうか。下着を着けた彼女と行為に及ぶのは初めてだった。

丸く柔らかな尻を掴んで下から突き上げるたびに、目の前で白い乳房がぷるんと揺れる。
硬く尖った桃色の乳首も丸見えだ。
最早ブラとしての意味を全く成していない卑猥な下着は、自分を無性に興奮させた。

イく、と連呼して彼女が何度目かの絶頂を迎えた。
すでに髪も顔もぐちゃぐちゃで泣き喘いでいる。ひどい状態だ。
力が全く入らないのか、ぐったりとアキの体に身を預け、眠たげにゆっくりと瞬きを繰り返す。)







…おい、大丈夫か?

(そう問いかけ、頬を優しく撫でる。
目を合わせるように顔をこちらに向かせた。虚ろな瞳と交差する。)

ごめん。もう少しだけ、頑張ってくれ。

(彼女が辛そうに顔を歪めたが、それに気づかないふりをして唇に口付けた。と同時に律動を再開する。)

あとちょっとだから…あと、ちょっと…。

(下を向くと二人の結合部が視界に入る。
パンツのくせにクロッチ部分にスリットが入っていて割れ目が丸見えだ。こんなもの挿れて下さいと言っているようなものじゃないのか、と熱に当てられた頭で考える。

彼女が照れながら教えてくれた。この下着を着けるためにわざわざアンダーヘアを処理したらしい。
つるつるの陰部が自分の赤黒い怒張を受け入れているのを見ると、更に大きく膨れ上がる。

本当に厄介だ。厄介な下着だ。
こんなものを身に付けられているといつまで経っても勃起が収まらない。
いつもなら彼女の体の負担のことも考えてこれくらいでやめられるのに、今日は全く終わりが見えない。
相手も疲れているが自分も疲れている。休みたい気持ちはあるのに腰が勝手に動く。一体どうしたと言うのだ。

小さな声で「もうやだ」と聞こえた気がするが、こっちだってもう勘弁してくれと思っている。
元はと言えばこの女がこんなものを着けるから悪いのだ。こんな下着を見せられて欲情しない男がいたら教えて欲しい。自分は、無理だ。完敗した。

たぶん、終わったらその瞬間に二人揃ってベッドに倒れ込むだろう。
ぐちゃぐちゃのシーツに沈んで、シャワーも浴びずに眠りに落ちる。そんな気がする。

いつ終わるのかは分からないけど、明日は休日だからそれもどうでもいい。

……ああ、もう日付が変わっているから「今日」か。)
なんか不満そう1