…そうだな。俺は一生懸命やった。死ぬ覚悟で悪魔とやり合った。
真正面からあいつらと戦ったことのない奴に八つ当たりされる筋合いはない。

だが他人に当たって憂さを晴らすことでしか正気を保てない人間も世の中にいる。
最も憎い悪魔には手も足も出せないから、代わりに俺たちを攻撃するんだ。



…長くこの仕事を続けていって、お前にも部下が出来て、もしその部下が死んだら同じ経験をするかもしれない。
でも、そいつが死んだのはお前の責任じゃない。もう一度言うぞ。お前が責任を感じる必要はない。

それだけは頭に入れておけ。
そんなの言いがかりじゃないですか…先輩は悪くないのに…