大丈夫か?

(こくんと頷く。まだ頭がぼんやりするけど、痛かったわけじゃないし平気。
先輩は私の頭を優しく撫でて、おでこにキスをした。)

これから中を解していく。痛みが酷かったら無理しないで言えよ。
今日はここでやめることも出来るから。

(先輩の言葉に眉をひそめる。

……ここでやめる?今更?
ずっと好きだった人とやっと繋がることが出来るのに、ここまで来てストップなんて絶対に嫌だ。

痛かろうが痛くなかろうが意地でも先輩に抱かれてやる!

「もう覚悟決めました。どうにでもして下さい」と決意した顔で言ったら「どうにでもって…」と困惑したような呟きが聞こえた。)

……じゃあ、1本ずつ慣らしていくから。

(はい!と元気よく返事をすると、先輩は濡れまくったアソコにゆっくりと指を沈めていった。

……あれ?
ほとんど痛みを感じない。なんだか拍子抜け。

「あんまり痛くないです」と正直な感想を伝えると「まあ、これだけビショビショだと1本程度なら平気だろうな」とあっさりした答えが返ってきた。
なるほど。濡れてるから痛くないのか。

ぐるりと中をかき回されても多少の違和感を覚えるだけで苦しさはない。
もしかしたらこのままスムーズにイケるのでは…?と期待に胸がドキドキする。)

次、2本目行くぞ。

(中指が中に入ったまま、今度は人差し指を挿れられた。
更に狭くなる膣内。途端に圧迫感が増していく
痛みはそこまでではない……が、1本だけの時とは全然違う。思わず顔をしかめる。

さっきと同じように中をかき混ぜられるけど指の動きはバラバラだ。
片方の指がお腹側の壁を擦るのに対し、もう片方は奥の方に侵入していく。
正直気持ちが悪い。モゾモゾする。

「な、なんかヤですっ、変な感じする」と言いながら先輩にしがみつく。
痛くないなら大丈夫だ、と大きな手で頭を撫でられて少し安心する。

中を拡げるような動きや、円を描くような動き。
一箇所に留まることはせず四方八方に動き回る。
少しずつ中が柔らかくなっていってるのが分かった。アソコの違和感に慣れてきたから。)

最初はキツかったけど、この分だと大丈夫そうだな。

……一旦抜くぞ。

(ゆっくり引き抜かれて「んっ」と声が出る。
長い間、中にあったものが無くなって変な感じだ。名残惜しいわけではないが。
先輩は近くの棚をゴソゴソと探り、何か小さなものを取り出した。

……ゴムだ。
こんなもの、いつの間に用意したんだろう。それともずっと引き出しの中にあったのか?

袋を破り、中身を取り出す。半透明の薄いブルーが姿を見せた。
先輩はそれを自分のモノに被せていく。

今気づいたけど勃起してる。
この人、どうしてこんな涼しい顔して平然と大きくさせてるの…?

直視出来ずに指の隙間から顔を見ていると、不意に先輩がこっちを見た。目が合ってしまい慌てて逸らす。)


その優しさが今は1