…そうですか。

(顔を伏せ、寂しげな目をしたアキくんはサッと手を離した)

思い出せないってことは、あなたにとってそこまで大事な記憶じゃないんですよ。きっと。
だから無理に思い出す必要は無いんじゃないですか。
うーん…何となく懐かしい感じはするんだけど…(ぎゅっぎゅっと手を握ったり離したりする)