痛かったら言えよ。

(これだけ濡れていたら問題ないだろうが、一応声をかけておく。
首を縦に振るのを確認して、まずは人差し指を一本挿れてみる。
どろどろの膣内は挿入した瞬間にきつく締め上げてきた。嬌声が上がるのも聞こえた。やはり問題なかったみたいだ。

彼女は気持ちがいいと痛がるような声を出すが、体を重ねていくうちに痛みと快楽どちらの意味で喘いでいるか分かってきた。)

まだ足りないだろ?

(言うや否やアキは二本目を挿し入れた。
中指も中に埋まると、毛布で口元を隠した彼女がくぐもった声を上げて腰を痙攣させた。
何故だか分からないが今夜は特に感じている。)

…?

なんだ、どうした?

(顔ごと毛布に押し付けながらもごもごと何か言っている。
指はそのままで、顔を近づけて耳を澄ませた。

「せんぱい、すき、だいすき…」

目に涙を溜めたまま、確かにそう言った。)







…。

(アキは一瞬フリーズしたが、すぐに背中に痺れが走った。
てっきり「やめて」だとか「もうダメ」だとか言ってくるのかと思ったら、全然違った。
彼女は潤んだ瞳でまっすぐアキを見つめていた。

俺も愛してる、とは言えなかった。
自分のこれは恋や愛なんて純粋なものではなかったから。
ただ彼女に対して、一生手放してやるものかという感情でいっぱいだった。
恋人扱いは出来ないけど、仕事の相棒として、部下として、自分が死ぬまで側に置いておきたかった。)


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