…、大丈夫か?

(うつ伏せで寝転がったあなたを後ろから攻めていたアキが声をかける。長時間に及ぶ性行為で声は掠れ、喉はカラカラに渇いていた。

アキはちらりとベッドの側のサイドテーブルを見る。その上には水分補給用のミネラルウォーターがあった。
行為中はとにかく汗をかくから、あらかじめ用意しておいたのだ。

水を飲ませてやろうと思ったけど、今このタイミングで性器を抜くのはちょっと惜しい。中がぎゅうぎゅう締めつけてきて己を離そうとしないから。
なので挿入したまま、あなたの体を抱き抱えるような体勢に変えた。

結合部に体重がかかり、子宮に亀頭が常に密着して押し潰されるような感覚に「ひ、ぐぅぅ…っ」と、あられもない声を上げた。その声も掠れていたけど。
アキは水に手を伸ばし、キャップを外してあなたの口元に飲み口を近づける。)

ほら、飲め。ゆっくりでいいから。

(喉が渇いて仕方なかったあなたは一生懸命水を飲もうとするが、ほんの少し身じろぐだけで中のいいところを刺激されてその快感に喘ぎ、せっかく飲もうとした水をほとんど溢してしまう。

アキはボタボタと胸元に流れ落ちた水を見て、もったいないとは感じなかった。
ただ、唇や乳房の間で光る水滴がやたら扇情的に見えた。舐め取りたい…と思っていたら、腕の中にいるあなたが辛そうな声を漏らした。)


うぅ…っ、のめない、飲めないよぉ…おなかの奥、きもちよくて…ちから、入んない…っ!
◆喘ぎすぎて声が枯れる