…お前、傷増えたな。
ちゃんと治療してはいても、やっぱ細かい傷とかになると難しいか。仕事が仕事だから仕方ねえけど…。

(体の小さい傷跡を指でなぞられて、くすぐったさに身を捩る。先輩の表情はあまり明るくない。
今度は傷跡部分に唇を落としてきた。
慈しむようなキスをされ、唇で触れられた部分がカッと熱を帯びたように熱くなる。)


えへへ…ちょっと恥ずかしいけど、先輩にキスしてもらえるなら傷だらけになるのも悪くないなぁ。
◆傷が増える