分かった。気をつけて行けよ。

(先輩が玄関までお見送りしてくれた。
は〜い、行ってきまーす!と返してウキウキで家を出る。

海なんて久しぶり!楽しみ〜!)







…行ったか。

よし。急いで着替えねえと…
デンジ、パワー!俺も行くから飯は出前でも取って適当に食っとけ!

デンジ「へェ〜い……何?その格好」

変装。

(普段は見慣れないアキの服装にデンジは怪訝な顔をした。
タンクトップにシルバーネックレスを付け、髪はいつものチョンマゲ頭ではなくハーフアップになるよう結ぶ。そして最後にサングラスをかけ、デンジを見やる。)

○○には言うなよ。あと戸締まりちゃんとしておけ。

デンジ「へいへい、わーったわーった」

(バタン、と閉まったドアを見てデンジは気怠げにボリボリと顎を掻いた)

デンジ「こういうのもストーカーっつうんだっけ?やべ〜アイツ、かなりキてんな」
…よし、準備完了!じゃあ夜までには帰るんで申し訳ないですが晩ご飯の支度お願いします。