(ぱちり、と目を開ける。
いけない…なんか随分長く寝ちゃったみたい。
今何時?ていうか先輩どこ……あ!!
思わず大きな声が出る。壁掛け時計を見て、一瞬頭が真っ白になった。
も、もう朝!?私一体何時間寝て…しかも先輩までここに寝てるし!
先輩は私のすぐ側で仰向けになって静かに寝息を立てていた。というより、たぶん昨夜の状態のまま…私の頭を膝に乗せながら眠ったんだろう。
有り得ない…人の膝借りて朝まで寝こけるなんてどんな神経してんの、私…。
しかも先輩まで床に寝させて…!
ポカンと口を開けながら絶句していると、眠っていた先輩が「ん…」と声を漏らし、閉じていたゆっくりと開け始めた。)

……○○?起きてたのか…おはよう。
おはよう…ございます…。