(人を踏み躙る術式の特級呪霊。ななみんと虎杖君から聞いてたまんまだった。自分は一級だから一人での任務に当たる事が多いがまさかこんな奴が相手とは…)

(虫酸が走る、そう冷え切った軽蔑の目で見やると目の前の呪霊は人間を面白いオモチャと言いたげに嗤う。コイツをこのままにしてはいけない。そう思えば思うほど怒りに任せて)

ぶっ殺してやる!!

(そう叫ぶと呪霊は)

祓うの間違いだろ、呪術師!!

(とこちらへ攻撃を繰り出した相手に応戦するが、相手は特級、自分は一級。特級呪霊と戦った経験も祓った事もあったが、目の前のコイツは厄介過ぎる。畳み掛ける事に集中するも、呪霊の領域展開に引き込まれた私は死闘の末に命を落とした。私を殺した呪霊は目の前のオモチャに興味を無くした子供のように夜の帳に消えて行った)
殺してやる