呪術師に邪魔されるのも嫌だし、今日は少し遠くに行こうか。
(着いた場所は森の中で、綺麗な花がこれでもかというほど咲き誇っていた)
ここなら安全だし、君が好きそうだと思って花御に教えてもらってたんだ。
(ちょうどいい木陰に座ると少し冷たい風が頬を撫でる。程良い気持ち良さにうつらうつらしていると真人に抱き寄せられたが、体勢が貴女が真人と押し倒してるカタチだ)
(慌てて退こうとすると)
いいよ、眠いなら寝ても。
でも地面で寝ちゃうと身体痛めるから俺がカバーしてあげる。
ゆっくり休みな。
また来たくなったらいつでも言ってね。
花御は人間でも君だけなら来てもいいって言ってるからね。
(自然な花の香りや、木々の音。真人の温もりの中で自然に目蓋がゆっくりと閉じる。閉じる直前の真人の表情は愛しい者を見るような目をしていた)
デート