(雨が降るとは思わず、傘を忘れてきてしまった。
しょうがない、少し止むまで待つか、と雨宿りをしていたら北さんが隣にいた。)


なんや、傘ないんか。

今日はずっと止まない予報やで、

.......俺傘大きめやから、入りや。

家近いし、送ってったるわ。


(....肩が触れそうな距離に思わず緊張してしまう。そんな事考えていると)


肩、濡れるで。

もっとこっち寄りや、


(ぐい、と腕を引っ張られ引き寄せられた。)


次からはちゃんと天気予報見てから家出なアカンで。

大事なマネージャーやし、風邪引かれたら困るわ。



なんだか、恋人みたいですね…


相合傘