.........。

....なんでそないな嘘ついたん、

人を傷つける嘘は言うたらアカンよ。


(一瞬安心したような顔になったが、
すぐにいつもの北さんに戻り、怒られてしまった。)


.........嘘で良かったわ。
今度嫌いなんて言うても、信じてやらんからな。


(そう言って少し前を歩いた北さんの背中は少し寂しそうだった。)
嘘です、本当は嫌いなんかじゃない