...おぉ、.....起きたんか。

顔色もよおなったみたいやな。

熱も下がったやろ、


(そう言うと、先ほど侑がした時のように
おでこに手を添えられた。

体温が上がってのが分かり、恥ずかしくて
ぎゅっ、と目を瞑った。と
同時に急に耳も塞がれ、驚いて北さんを見た。)


俺なんかより、......侑がおった方がよかったか。


 
(何を言ってるか、分からない。
でも凄く苦しそう顔をしている。
暫くすると耳から手は離された。)


.....少し体温高なってるから、はよ帰った方ええな。

送るから、帰ろうや。


(そう言って微笑みポン、頭を撫でる北さんはいつもの北さんだった。)




北さんがいた。