(――その後、どうやって家に帰ったか覚えてない。気付けば、俺は自分の部屋のベッドの上で泣いていた。

俺のこの気持ちは…始まった時から終わっていた。この気持ちが叶う事は…絶対にない。



――だけど。)




"もし、あんたが自分で選んで持ってきたんなら…錬金術士の才能…あるかもねっ!"

(これは…この言葉だけは、〇〇にーちゃんじゃない、俺だけがもらったものだ。

だから…信じてみよう。俺はいつか…絶対に錬金術士になってみせる…!!)







(将来、少年はライザに次ぐ優秀な錬金術士になるが、それはまた別のお話…)
BSS5