『…………良かったのか?』
(蝕みの女王と暮らして…こうして触れ合っていると、彼女の気持ちが伝わってくる気がする…)
『私達はモンスター…お前達に忌み嫌われる存在…そんな私達と…私と共に居れば、お前が傷つく時が必ず…』
(大丈夫。その上で俺は、君達と…君と一緒に居る事を選んだ…そこに後悔はまったくないよ)
(こちらも、彼女に触れて想いを伝える。きっと伝わっていると…信じている。)
『…私が言うのもなんだが…変な奴だな。お前は』
(知ってる。それより…これからどうする?)
『…まずは、多少は水がある場所へ…水は私達の天敵だが、お前は水がないと死んでしまうのだろう?お前の仲間から貰った分にも限界がある。なら、それを調達できる所へ…』
(分かった。それじゃあ…行こうか)

『ああ…私の身体に乗れ。その方が楽だ…行くぞ。いつか、私達の安息の地へ辿り着く為に…!』