―――はあ!?明日冒険に行けなくなったぁ!?どうしてよ!ちゃんと予定空けといてって言ってたでしょ!?

ロミィにどうしてもって頼まれたから?あんたこの前もそう言って断ったじゃない!あの時だって楽しみにしてたのに…ロミィとあたしどっちが大事なの!?

…もういいよ!あたし達だけで行っちゃうから!すーっごいお宝見つけても分けてあげないから!〇〇のバーカ!お人好し!スケコマシーッ!







クラウ「〇〇っ!ライザもやめてよ…!レント君!タオ君も…二人を止めなきゃ…!」

タオ「…そうか、クラウディアはあれ見るの初めてだもんね。大丈夫だよ。ああ見えて二人共本気で怒ってないから」

クラウ「え?そう…なの…?」

レント「ああ。明日にはケロッと何事もなかったかのように冒険の自慢話してるぜ。困ったもんだよな?とばっちり食らうこっちの身にもなれっての…」

クラウ(…それは、やっぱりお互いの事を理解してるから。感情で言葉をぶつけても受け止めてくれるって信じてるから、か…

……はぁ、やっぱり遠いなぁ…追いつくのは…)

次の日…
痴話喧嘩