(馬車内にて)
ロミィ「いやぁ~付いてきてもらって悪いわね、〇〇っ!普通に護衛を依頼してもよかったんだけどさ…長丁場になりそうだから、できれば気の置ける人を雇いたかったんだよね~♪その点、竜退治を成し遂げた〇〇なら安心安心っ♪
……ライザと一緒に来れなくて残念だった?まあミオさんに捕まっちゃってたしねえ…ま、どっちにしても一人しか雇う余裕なかったからどうしようもなかったんだけどね!」

ロミィ「それでぇ…こうして二人っきりになった事だし聞きたいんだけどぉ…〇〇はライザとクラウディア嬢…どっち狙いなの?
……え?村の女性達はみ~んな興味津々だよ♪あの村は基本的に平和だし、あんな見事な三角関係…気にならない方がおかしいでしょ♪
という訳でさ、ロミィさんにだけこっそり教えてよ~♪絶対にここだけの秘密にするから~♪」
(厄介な事になった…まだ馬車の中で逃げ場がない…こういう時のロミィさんはなかなか折れない…もう寝たフリでもしようか……ん?)『―――!――――――!!』
(…声が聞こえる…距離があるのか良く聞こえない…どこだ…?)ロミィ「……ちょっとー?聞こえてるのー?」
(―――いけないっ!!)ロミィ「え、ええっ!?そんな、いくら答えたくないからって馬車から飛び降りなくても…!」
(女の子が魔物に襲われている!しばらくの間、馬車を待たせてもらえるように伝える…!)ロミィ「ええっ…!?急に何を言って…ち、ちょっとぉー!!」
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