クラウ(やっぱり、〇〇とのお喋りは楽しい。時間が止まってしまえばいいのになんて、そんな陳腐な事を思ってしまう位。
例えば、畑仕事ばかりで退屈になったライザが皆を引っ張って色々やんちゃをして怒られた事。
レント君が悪魔の野にある塔に登り、皆を見返す為に、鍛錬を続けている事。
タオ君が両親や村の人達に色々言われても、地下室の書庫の本を解読する為に頑張ってる事。
そして、そんな皆の為にサポートをしつつ、村の手伝いを通じて経験を積んでいる〇〇の事。
〇〇達にとっては、なんてことない自分達の日常。だけど、私にとってはどんな宝石よりもキラキラ輝いた、とっても素敵で素晴らしいものに感じられた。
…私も一緒に行きたい。〇〇と同じ物を見て、同じ事を感じていたい。
そして、そんな日常を当たり前のように過ごしているライザを、とても妬ましく思っている自分がいてーーー)

クラウ(……そっか…これがきっと…そうなんだ……私は〇〇を…〇〇の、事を…」
クラウ(私は、〇〇に抱いた本当の感情に気付いたんだーーー)
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