うん…まさかクーケン島までの販路の確認とクーケンフルーツの調査の為に〇〇が王都に連れて行かれるなんて…そんなの、村の護り手の誰かが行けばいいのに…!
タオ「しょうがないよ…護り手も何人か行くけど、彼らにそこまでクーケンフルーツの知識はないし…」
レント「かといって知識がある人は年寄りばっかで王都までの旅路に耐えられねぇ…となるとその両方が満たされる〇〇が選ばれちまうって訳か…」
クラウ「ごめんね…私もついて行きたかったんだけど、お父さんに止められちゃって…」
クラウ(というより、絶対お父さんが私と〇〇を引き離す為にやったんだ…!絶対に後でお話しなくちゃ…!)
アンペル「…まあこちらの事は心配するな。おそらくだが、私達の調査はそちらにも関係がある事だろう。それが分かれば、こちらに戻れるのも早まる。」
リラ「ああ。だから〇〇もさっさと調査を済ませて戻ってこい。私もお前がいないのは…その、少し…寂しい…からな…」
いい?調査なんて早く終わらせて帰って来る事!それと、王都で綺麗な女の人に出逢ってもフラフラついて行かない事!あたし達の冒険はまだ終わってないんだから!
…あたしはどこにも行かない。どこにも行かないあたしが、この島でずっと、〇〇の帰りを待ってるから。だから…

――――行ってらっしゃいっ!!
帰ってきたら伝えたいことがあるんだ