クラウ「……あ…〇〇…ごめんね。こんな大事な時に呼び出して…でも…今を逃すと絶対言えなくなっちゃうと思うから…
あのね…私達がここに来たのは、クーケンフルーツを王都へ流通させるルート作りの為にやってきたのは知ってると思うけど…
――実は、そのルート作りが…ついさっき終わったんだ…」
(それって…)
クラウ「うん…私達はもうすぐ…この島から離れる事になる…決戦の時までは何とか引き延ばしてもらうけど…それが…終わったら…」
(クラウ…)

クラウ「―――〇〇。私達と一緒に来ない?」
(……!)
クラウ「私…今でも〇〇の事が好き。ううん、あの時よりもずっとずっと…大好きになった。
――大丈夫!〇〇なら王都でもどこでも、きっとうまくやっていけるよ!一緒に旅商人を学んでもいいし、護衛としてでも…!
…ううん…例え、何もしなくたっていい…!ただ、私と一緒に色んな物を見て、聞いて、感じて…!

……私の事を…好きだって言ってくれれば…それだけで、私は…あなたの為に、なんでもする…してあげるから……!」
『お願い――!』
数日後…