レント「〇〇…どうして…どうしてそこまで…」
(…決まっている…『あの時』から誓ったんだ…!ずっと…ずっと、後悔してきたんだ…!)

けほっけほっ…んぐ…っ!ああっ…!やだ、やだぁ…っ! 〇〇っ!助けてっ…助けてよぉ…っ!
(あの時…俺がもっとライザに注意を促していれば、こんな事にならなかった…!)
レント「くっそぉ…このっ…なんであがらねえんだ…畜生…っ!!」
(レントみたいにもっと力があれば、きっと俺達だけで引き上げられていた…!)
タオ「だからここらは水が深いし水流も激しいから危ないって言ったのに…!んんー…っ!!」
(タオのように知識があって慎重だったら、そもそも近寄らなかった…!)
ボオス「はぁっ…はぁっ…!頼む…間に合ってくれ…間に合ってくれよ…っ!!」
(ボオスのようにアガーテ姉さんを…島の大人を呼びに行く冷静さがあれば、もっと早く助けられた…!)
(何より…俺がもっとちゃんとしていれば…皆が仲違いすることも…なかったんだ…っ!!!)
レント「…〇〇…お前…まだあの時の事を…気にして…」
(だから…っ!あの時から誓ったんだ…どんな理不尽や困難が襲ってきても…皆を守れる自分になるって…!!
それは…『いつか』じゃダメなんだ…『今』強くならなくっちゃ…ダメなんだよぉ…っ!!!)
レント(…『いつか』じゃなくて『今』…か…
ああ…そうだったな〇〇…お前は…あの時からずっと頑張ってきたんだよな……ライザの為に、俺達の為に…そして、なにより自分の為に…
それを…俺達は誰よりも知っていたのにな…)
……