レント「…お!今日はこっちに来たか色男!お前がいると張り合いが出るから嬉しいぜ!よろしくなっ!」
(いや、色男って…まさか、俺の事?)
レント「だってそうだろ?あの大商人のお嬢様、クラウディア・バレンツのハートをあっという間に掴んじまったんだからよ!
それにしても、あの告白はマジで衝撃的だったな!あれから彼女とはどうなんだ?ええ?」
(どうって…レント達も聞いてたろ?お友達からお願いしますって言って…それだけだよ)
レント「マジか…まあ器用なお前も、こういう事に関しては疎かったって訳だ。」
(でも、なんていうか…距離が近くなったっていうか…仲良くなれた気がするよ)
レント「そりゃ、あんな事した後なら、あっちは恐れるものは何もねえだろ?
それよりヤベえのはライザだよライザ。あれから調合は失敗するわ、戦いのときもボーッとしてるわ…そのくせイライラしたら俺らに八つ当たりしてくるわ…お陰でこっちも散々だぜ…」
(そうだね…錬金術の素質があるってアンペルさんに言われてあんなに喜んでたのに…どうしたんだろう…?)
レント「お前な…そういう所だぞそういう所。ライザ達もこれから先も苦労しそうだぜ…」
(……?)
「随分話が弾んでるな。もう用意は済んでいるのか?」
(その声は…リラさん?)