「・・・・・」


「・・・・・・・・・・」


「・・・・・さん、だん・・・さん」

誰かがこちらを呼んでいるようだ


「んっ・・・・・」

なにか温かいものが、口の中に入ってくる
何だこの感覚は? ようやく目を開けると、そこには・・・



「あっ、団長さん やっと起きやがったですか」

目の前にパープルパンジーが居た
というより、こちらが寝ているところへ覆いかぶさっていた

パープルパンジーの顔がとても近い まるでキスをした直後のような・・・
いや、口の中がものすごく甘ったるい――チョコレートの口移しだった


「もう起きたんですから、自分で食べれますよね」
チョコの入った箱をこちらに差し出して、ベッドから降りるパープルパンジー

ちょっと待ってくれ せめてもう一回
せめてもう一回だけしてくれないか、と
彼女の袖を引っ張った
2019バレンタイン-0101