……カー!〇〇 ハ 此処!!

(鎹鴉の声と共に遠くから、複数人の足音が聞こえてくる。

見知った隊員に体を起こされ、隊服の裾が視界に入る。
パキパキと音を立てる隊服の端が赤黒く染まり、そのまま地面に落ちた)


あの子は〇〇っていうのか。
また会えるといいなぁ。


(隊員が〇〇を連れ、引き上げていくのを愉快そうに見つめた男……童磨の瞳がギラリと怪しい光を放った)
鴉の声