闇夜に紛れて人を襲う行為は、決して許されることじゃない。

……だけど彼らの過去を覗き見ると一概に倒さなくてはならない存在と、俺は思えない。
頸を切られ、消えていく僅かな時に漏らす言葉はみんな生前の選択を悔いているから。

これ以上俺や、禰豆子みたいな被害者を出さないためにも一日も早く鬼舞辻無惨を……!


(炭治郎は強く拳を握っている)