そこまで酒に強くないのだから、いつも程々にしておけと言っていただろう……。

(無警戒で擦り寄ってくる〇〇を払い除けること数回。
膝の上から退かせる事には成功したが、腕にべったりくっついて頬擦りしている)

(すみませぇぇん……ことわり、きれなくてぇ……)

(酒によって赤らんだ顔に良くない感情が沸き立ってしまいそうで、急いで目を逸らす。
挙句腕を掴んだまま泣き始めてしまった〇〇にさてどうしたものかと、部屋の中で義勇は一人頭を抱えこんでしまった)
酔って絡む