(踵を返した義勇の背中を、炭治郎と二人で追いかける)

てちてち、てちてち……。

(……え?と思わず漏れた言葉に横に居た炭治郎は怪訝そうな顔をしている)

急に足を止めて何か……あ、義勇さん!


(半歩先に居る義勇を追いかける炭治郎の足音は何らおかしくない。
何かの空耳だ、そうに違いない)
足音ェ…