お前が、俺を導く……と?冗談も休み休みに言え。

(いつものように溜息混じりに返された言葉に、溜息をついていると幸せが逃げちゃいますよ?と言い終えて──鬼の気配!
しまった、気を緩め過ぎた!)

俺からこうして守ってもらわなくとも生きていけるようになってからではないと、格好がつかないぞ。

……一瞬で跳躍、加速を行い正確に鬼の頸を切断した義勇はまた溜息をついて刀をしまった。
私ぎゆ