〇〇の鎹鴉だ。
……禰豆子ちゃんに渡して欲しい、か。


〇〇の名を聞いて奥から飛び出してきた禰豆子の頭を撫でると気持ちよさげに目を細めている。
装飾の施された〇〇からの贈り物を手渡すと俺と荷物を交互に見つめて首を傾げている。

これなら今の禰豆子ちゃんも目で楽しめると思います。良かったら使って下さい。
封を開くと奥から可愛らしい菓子を模した物とそれを使用した簪が転がってくる。
他でもない〇〇からの贈り物に禰豆子は頬を綻ばせてにこにこ笑っている。

禰豆子への贈り物3
禰豆子への贈り物2