(戦闘中に腕の骨をポッキリ折ってしまった。
腕が自由に動かせないのは確かに不便だが、それ以上に──)

〇〇、昼飯だぞー!

(いい笑顔で差し出される煮物と箸。
どこから私の負傷を聞きつけたのか炭治郎がそれなりの割合でご飯時にやって来て、わざわざ食べさせてくれるのだ。
もう何回としてもらっているのに未だ恥ずかしくて毎回溶けそうだ……)

匙だったら持てるから大丈夫なのに…
療養する